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事例 : ホンキジク ビジネスコース
先日従業員100名。創業40年。
製造メーカーの社長からこんな相談を受けました。
「コロナ前に戻せるよう、攻めに転じる組織体制を作りたい」
「以前、コンサルに依頼したが社内の課題と最後まで向き合ってもらえなかった」
「まずは、私(社長)から、社員に関わりやる気の火を灯していきたい」
実際伺っていくと、
・生産性が落ちている
・顧客の言いなりでYES MAN化している
・自社の誇りを失っている(受け身的体質)
・自社の管理職のモチベーションが下がっている
・若手が辞め始めている
・部署間連携が図れていない(対立構造)
・社内は忙しく、コミュニケーションがそもそも取れていない
(活気を失っている)
という状況でした。
コロナ後。
業績は少しづつ取り戻しつつある中で
問題が起きていたのです。
まず、私は社長と対話を繰り返しました。
最初に出てきたのは、
上記課題に対する打ち手。
たくさん出てきました。
育成、仕組み、制度、アウトソースなど…。
そのとき私は、
・「本質」を掴めていない
・このままでは、表面的施策で終わってしまう
・ホンキで課題に向き合うためには、
社長の素直な思い・悩みを伺わなければ始まらない
そう決めて、対話を重ねました。
すると、
「自分が社員を信用できていないかもしれない」
「余裕を失い、全部抱えている」
「でも前に進めなければいけない。スケジュールを動かさないといけない」
弱さを打ち明け、自分自身に矢印を向けたのです。
その後、
問題を抱える部署、管理職からヒアリングを始めることにしました。
社長の信念で、1on1を実行しました。
アクションも、クリアント様がジブンゴトにならないと推奨しません。
すると、様々な問題が浮き彫りになりました。
上記問題の奥にある人間関係や、組織内に溜まった不満など。
私は社長の鏡であり、黒子役になろう。
そう決めて毎週のように社長とのセッションを行いました。
その結果、行ったことは下記の通りです。
(1)社長と従業員への1on1ヒアリング
(2)社長のマネジメントポリシーを定めスキルを整える
(3)社長が従業員にホンキのキャリアコーチング
※本音を聞く。判断しない。受け止め、次回アクションを明確に
※変えるべきことと、変えないことをハッキリさせること
(4)管理職の個別育成、組織連携、方針の再構築
(5)従業員へのキャリア面談
計6ヶ月で、次の管理職候補が育ち、組織体制の構築準備が整いました。
この事例での成功要因は、
社長が弱さと向き合い、ジブンゴトでアクションを取り組んだことです。
もちろん全て、お一人でされたわけではありません。
問題が起こると「何をやるか」に意識が向きがちですが、
「どうあるべきか」と向き合わない限り、変化は起きません。
前者の場合は、瞬間的変化で終わります。
単に制度を変えても魂がこもっていなければ運用されません。
単に研修をやっても打ち上げ花火で現場で生かされません。
そんなシーンを数多くみてきました。
個人の「在り方」と向き合うことで、
ホンキの行動が生まれます。
ホンキとは下記に通りです。
これからも弊社自身がホンキでクライアント様と向き合い、
変化を通して成果にコミットしていきます。