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ホンキな人は、在りのまま。

ホンキになれている人の特徴は、
「在りのまま」の自分と向き合えている
と言えます。

「在りのまま」の弊社定義は、
自分の弱さが受け入れられている状態
です。



弱さを受け入れられている人は、強いです。
なぜなら、どんな自分であっても受け入れる力があるからです。

私が考える「強さ」「弱さ」の前提をお伝えします。

強さや弱さとは、
地位・権力・お金があるから強い、ないから弱いではありません。
価値観・信念といった心を指します。

前者はあればあった分だけほしいものです。

ただ、外部環境の変化に左右されるため自分ではコントロールできません。
一方、後者は自分でコントロールできます。
自分次第でブレない状態に整えることができます。

心の弱さから、あなたの強さが生まれます。

弱さとは、
足りないこと、満たされないこと、恐れ、不安、逃げたくなる気持ちを指します。



強さとは、
自分を信じれる状態、ブレない状態、信念、
大切にしたいことを大切に生きている状態を指します。

その弱さを「克服しようと決めて行動した結果」、
強さに変わります。

私の例で伝えると、
「自分に自信がない」という弱さと向き合い続けた結果、
「自分の想いを大切にする」
「指摘を受け入れる謙虚さ」
「努力して最後までやりきる」
この3つが強みになりました。

私は、昔から「自分に自信がない。だから人一倍やらなきゃいけない。」
と言い聞かせてきた人間でした。

社会に出てからは、上司に何も言われないように努力を重ねました。
上司評価、会社評価は悪くはなかったです。

ここではさらっと書いていますが、
残業し先輩から知恵を盗んだり、疑うことなく行動してました。
不器用なりに。毎日終電でした。

ただ、それでも自信が持てませんでした。
なぜなら、「自分で自分を認める力がなかったから」です。
どんなに周りの評価が良くても満足できないわけです。

満たされない感覚に気づいたのは、
人材育成業界に入り、チームメンバーを持った時でした。
自信がないから、強く言えないのです。

結果が出ても褒められても自信がないから、
自分の言葉で語れないのです。

そんな自分が悔しくて。なんとかしたい。

それから「自信がない」という弱さと向き合い、
どんな自分も認める努力をしました。

・自分の気持ちがよくわからない
・自分は何を感じているんだろう
・相手のために尽くすことが自分らしさなんじゃないか

色々自問自答。葛藤しました。

「できること」を増やす前に、
「できない自分」を受け止め認める。

毎日自分との対話を重ねました。

その結果、
・ずっと大切にしている価値観があることに気付けたり。
・自己理解が深まったことで、相手とのコミュニケーションに自信が持てたり。
・相手の気持ちに敏感だった分、自分の気持ちにも敏感になれて
 「想い」を大切にできるようになったり。



様々な変化が起こりました。

心の弱さを力に変えることができれば、強さに変わる。
ブレなくなる。自分らしくなれるんです。

言葉で言うのは簡単です。

自分の弱さと向き合うことは辛いですし、苦しいです。

自分の恥ずかしい部分を見なければいけないわけですから。

年齢を重ね、経験を重ねるほど、失敗を恐れますし、
これまでの自分のプライドが邪魔して変化をしたくなくなります。

「自分の中で変わりたい目的」

があれば、必ず誰でも心の弱さを強さに変えることができます。

変わらなきゃいけない理由があるからです。
そんな方は皆さん、「このままじゃダメだ」という危機感に悩み、
そこに対峙します。

変われない人は、逃げます。

どちらが良い、悪いという話しではありません。

私の場合は、「自信がない自分」をなんとか変えたくて、
「どんな自分も受け入れ、認めることができない」がハードルでした。

もしあなたも「変わらなければいけない理由」があり、
そのハードルが、「心の弱さ」だったとしたら、
弱さを克服するために何をすべきか考えてみてください。