コラム
自分と向き合うと、「問題」が明らかになる。
管理職の皆さんと面談をしていると、
「部下が言うことを聞いてくれない」
「人が足りない」
「悩みを相談できる相手がいない」
など、「ない」モノに悩まれるケースが多いです。
さらに深掘りしていくと、
「自分がどうしたいかわからない」
「ビジョンがわからない」
「自信がもてない」
と悩んでいたりします。
その人らしく進むためには「やり方」ではなく、
自分の内面=「在り方」と向き合うことが大切です。
小手先のテクニックを覚えても使いこなせないという声の
根本原因はここにあると考えます。
そのために、まず大事なことが「自分の問題を明らかにすること」です。
・普段忙しくてなかなか立ち止まれていない方
・自分と向き合えていない方
・成果は出てるのに手応えを得られない
と感じる方は、まず「問題」を明らかにしましょう。
問題とは、理想と現状のギャップです。
「問題が明らかになる」ステップは下記です。
1.問題意識を整理する
2.手応えを得られない原因を探る
3.自分の傾向を知る
4.変われない本当の理由を知る
5.自分の在りたい姿を明確にする
6.問題を再定義する
ステップごとに解説します。
1.問題意識を整理する
→今、感じる問題意識を洗い出します。1テーマにつき1つです。
その中で、特に問題だなと思うものを1つ選びます。基準は「自分が」です。
2.手応えを得られない原因を探る
→原因は自分の外側、内側で分けていきます。
外側とは、環境、組織、コミュニティ、ルール、他人など
自分ではコントロールできないことです。
3.自分の傾向を知る
→積極的か慎重か、マイペースか計画的か、他人軸か自分軸か、
集中型か発散型かを選んでいきます。
4.変われない本当の理由を知る
→自分自身の在り方が整っていないと変われません。
環境そのものを自分で変えることはできません。
先ほどの自分の外側はコントロールできません。
自分の抱える問題は、在り方が明確かどうかで変わります。
5.自分の在りたい姿を明確にする
→制約条件を外して自分がどう在りたいかを言葉にします。
在り方とは、一人ひとりの判断基準です。
「何を大切にしたいか」がポイントです。
6.問題を再定義する
→1~5を振り返り自分の中の問題を再定義します。
では、具体的に事例をお伝えします。
下記は実際「問題が明らかになる」セミナーで参加された方の声です。
◆Aさん(店舗系の経営者さん、従業員5名)
・最初の問題意識:リーダーシップ(周りをリードする力)がない
・手応えを得られない理由:チームの一体感のなさ
・Aさんの傾向:コツコツ型で他人軸
・変われない本当の理由:在り方が定まっていない
・問題を再定義:認められない自分、軸を探す
→在りたい自分像は、「先頭を走って影響力を出すこと」
◆Bさん(個人事業主さん、スタッフ1名)
・最初の問題意識:自己信頼がない
・手応えを得られない理由:自分に厳しすぎる(今まで)
・Bさんの傾向:はっきりなんでも言う(拘りが強い)
・変われない本当の理由:人の評価を気にしている
・問題を再定義:遠慮している自分
→在りたい自分像は、「自信をもって堂々と前に進む」
◆お二人の感想は下記です。
・自分の本質に気づくことができた
・向き合うことや、言語化する大切さを知った
・普段立ち止まれていなかった。あり方を深く考え認めていきたい
・仕事で答えを出すことが得意だが、自分の内面の問題を扱ったことがなかった。
でもなんだかスッキリした。
成果が出せる方ほど、手応えを得られていなかったり、
自分らしさを見失っていたりします。
自分と向き合うことで「大切にしていること」を思い出すことができます。
問題が特定されます。そしてどのように改善すべきかも考える「心の余裕」が生まれます。
あなたも自分と向き合い、「問題」を明らかにしませんか?
自分らしさを取り戻すきっかけになるはずです。
私は「マインドを整える力を手に入れて、本気で生きる道を歩んでほしい。」
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